![]() |
ESSAY/Perth 特集(その7)
写真は、スワンバレーで食べた昼食
|
PART 6 Rottnest Island, Swan Valley、Perth city 再び編 |

|
Freemantle 〜 Rottnest Island |
フリーマントルの波止場からロットネスト島までは約30分。大した時間ではないのですが、外洋を航行しますので、それなりに揺れます。天候にも大きく影響されるでしょうが、酔い易い人は乗り物酔いの薬を服用されておくといいでしょう。ちなみに、乗り物酔いの薬はオーストラリアでも売ってます(当たり前ですが)。船酔いは ”sea sickness”、車酔いは”car sickness”、乗り物酔い全般は "motion sickness"あるいは"travel sickness"です。
|
Uchino in Mosman Park |
で、味は、日本の高級ホテルの味ですね。実際日本で帝国ホテルで腕をふるっていたシェフの方がオーストラリアにやってきて、(シドニーやメルボルンでも仕事してたらしいのですが)今はパースで店を構えているということで、味がもう「あ、これは素人には無理だわ」というプロの仕事になってるという。よくデパートの地下の名店街でホテル系の店がありますが、シェフが自分の店で、自分の一存で、その場で作って出してるだけあって、もっと美味しかったです。僕も下手の横好きで料理するだけに、全然及びもつかないプロの技量を見せ付けられると嬉しくなってしまいます。プラス、ここが大事なところなんですが、値段がリーズナブルなんですね。|
スカボロービーチ/Rendezvous Observation City Hotel |

|
SwanValley |
最終日です。午後二時過ぎには空港行ってレンタカーを返さねばなりませんから、この日はそう大したこともできません。パースシティを車でぐるっと廻って、方向が空港と同じということでワイナリーの多いスワンバレーまで足を伸ばして、ランチを食べて来ました。

|
Perth まとめ |
摩天楼もありますし、世界的な観光地でもあるから、田舎過ぎて寂しいってことはないです。でも、都会のイヤな側面は少ない。シドニーに比べれば道は全然空いているし、都市計画もけっこううまくいってるようですし、人情的にもそんなにギスギスしてるようでもないし。一方、自然やレジャー資源は豊富すぎるくらい豊富です。人口ひとりあたりの”きれいなビーチ”面積はかなりのものでしょうし、そこにインド洋が真っ赤に染まって夕日が落ちていくのですから文句のつけようもないです。前述のように、車で30分も走らないでワイナリーやらブドウ畑が広がり、至近距離にロットネスト島のような格好のリゾートアイランドがあり、さらにイルカ系もロックハンプトンやマンジュラーがあり、マーガレットリバーがあり、森林地帯があり、、、、、海が好きで、森が好きで、ワインが好きな人が、よく走る車を買って住んだらこたえられないでしょう。
僕は思うに、こういうシロクロをつけるというか、違うモノはまず対立構造になって、強さないしは正しさで、どっちかがどっちかを従わせ、統一していくという流れ、大げさに言えば人類史の流れは、もういい加減止めたらいいんじゃないかと。違っていたら、違っていたままほったらかしにしててもいいんじゃないかと。違ったものにムカつくのではなく、違ったものを面白がるという精神の余裕をもってもいいんじゃないかと。じゃあ、それに代わるポリシーや実践はあるんか?というと、オーストラリアがそうではないかと思うのですね。
これが100%キチンとやれと言われると疲れます。日本がそうですけど、10日のうち10日キチンとしろというのは、単に3日分増えるだけではなく、全体に何かが変わるのだと思います。どのような事態が発生しても必ず正確にやれとなると、常日頃の緊張度は倍増するでしょうし、キチンとやることが自己目的化していって、なにが大事なものを見失う恐れもあります。反面、70%いい加減だったらダレてきます。気持ちのいい秩序というのが崩壊して、社会それ自体が機能不全になりがちです。他人の言うことも全然信用できなくなってくるから、それはそれで疲れる。だからこのオーストラリアの7:3くらいの割合が人間にとって丁度いいんだろうなと。だからこそ、敬虔やイスラム教徒も、バリバリの華僑も、神経質な日本人でも、オーストラリアに住んでるうちに、段々と皆さん「オージー化」していくのでしょう。このあたりのことを考えたりするのが僕には面白いのですね。「うーむ、なるほど、そういうテがあったか」と。文化や民族の違いにピリピリ過敏になるのではなく、逆に「ふーん、そういうのもあるんだ」くらいに流しておきつつ、「でも、たまにはサボりたいよね」というあまりにも「人間的な」部分で知らず知らずのうちに連帯していくという(^_^)。