1. HOME
  2. シドニー食生活向上委員会
  3. レストラン情報
  4. 国別料理/ヨーロッパ系(1)

97年4月3日/97年8月3日/98年5月14日/00年03月06日/02年12月03日/06年06月15日
08年02月、09月、2009年1月29日大改訂、2月9日、2010年01月28日、2011年02月28日、07月05日、11月11日、2012年2月8日




シドニーレストラン情報ロゴ


国別料理/ヨーロッパ系の巻 (その1)



イタリア料理編←今ココ 
ギリシア料理編
フランス料理編
ポルトガル料理編
ドイツ料理編
モダン・オーストラアン編
チェコ料理
オーガニック料理編
その他



★イタリア料理


 シドニーで最も頻繁にみかけるレストランのベスト3は、中華料理、イタリア料理、タイ料理だと思うのですが、イタリア料理店は、本当にた〜くさんあります。もともと癖がなく万人に親しまれやすい料理であることに加えて、イタリア系移民が沢山いる等の事情によるのでしょう。「イタリア料理店」という形でなくても、ピザ専門の店や、ファーストフード系のピザやパスタの店、あるいは紅茶よりも多く消費されているのではないかと思われるようなカプチーノの浸透ぶりなど、その影響力は大です。

 何度も他のページで紹介してますが、イタリア料理のメッカといえば、シティから西に数キロいったところにあるLeichhardt(ライカード)という町です。イタリア系移民が多く住む地域で、ここ行けば、どこの店入ってもそう大きくハズすことはないでしょう。ただ、ここ数年有名になりすぎたのか、週末なんぞに行こうものなら駐車に苦労しますし、オシャレな外観で高値設定している店もちらほらあります。が、シティあたりの気取った店よりはまだしもリーズナブルでしょう。が、オーストラリアバブルの進行で、ライカードも結構チャラくなりつつあるように思います。今は、より本格的な町としては、ライカードの隣町であるHaberfield(ハーバーフィールド)の方がいいんじゃないかって気もしています。


Leichhardt(ライカード) エリア

バー イタリア Bar Italia
169 Norton St, Leichhardt 9560-9981
Mon-Thu:9:00am-midnight Fri-Sat:9am-1am Sun:10am-midnight
 イタリア人の街ライカードの中でも老舗のカフェ。佇まいはこの10年何も変わってません。
 ジェラートの美味しさで有名ですし、その味も変わってないと思います。
 料理の値段もパスタ一人前で10ドル前後というのはライカードでもっとも低廉だし、値上げ率も低いです。味は特別うまい!って感動するほどではないけど、コストパフォーマンスはいいと思います。先にカウンターのところで注文し、お金を払うというシステムです。飲み物はその場で受け取り、食事はあとで席に運んでくれます。奥に中庭があり、豪華じゃないけど緑に囲まれ、学食の開放感みたいな感じでイイです。時折上空を通過する飛行機がうるさいのが玉にキズ。ジェラートは感動しますが、それ以外は別に「おお!」というほどの味ではないです。結構盛り付けもゴージャスじゃないし、学生街の定食屋さんみたいにチャッチャと炒めてそこらへんの皿に盛って「はいっ」てな感じ。でも、食べてると結構満足してしまう。


 写真下段左は、話題のジェラートバー。パンナコッタ、ティラミス、ピスターチオほか聞いたことないような味も楽しめます。量が多く、2スクープ(2種類の盛り)で十分でしょう。それでもどんどん溶けていくから、食べている間は必死で、会話が出来ない(^_^)。写真下段右は、質素なんだけど感じの良いコートヤード。青空にブーゲンビリアがいい雰囲気出してます。





Moretti
47 Norton St,Leichhardt 9568 1354
 ここは地味に、地元的にけっこう有名。お値段そこそこリーズナブルだし、美味しい、常連店になりうる店。
 Colesの入っているショッピングセンターの隣で、Norton Stに面しているというか、軽く奥に引っ込んでます(下の写真参照)。
 ピザがメインと思いきや、ピザ以外のイタリア料理も十分な出来かと。数回行ってハズレはなかったです。下右の写真は、”Involtini di pollo ”と呼ばれる、チキンを巻いた料理。


 余談ですが、メニューもねー、中国料理やベトナム料理だったら英語で解説があるのだけど、なまじ英語に近接しているイタリア料理だと、英語解説抜きのイタリア語オンリーの場合が多く、殆ど闇鍋か、CDのジャケ買いかってな感じで頼んでいたのですが、段々覚えましたね。

 英語と単語が似てるからうまくリンクさせられたらいいんですけど。Involtiniは、おそらく英語のInvolve(巻き込む)だろう、PolloはおそらくPoultry(鶏肉、家禽。見慣れぬ単語と思ったらスーパーの肉コーナーの分類を見ると書いてある)だろうと。真ん中の"di"ですけど、イタリア語やフランス語などラテン言語のこの種の"La""De""Di"というのは、theなどの冠詞か、ofなどの前置詞だと思われるところ、ようするに日本語の「てにをは」だわと荒っぽく推測をつけ、involtini di pollo =鶏肉を巻いたもの、くらいの意味だろうとするとそこそこ当たります。でも、英語で書いて欲しい、、

 それはさておき、料理はGOOD!です。一品料理も美味しいけど、ピザがまず外れません。
 下の写真左はCalzone(カルツォーネ)と言われる二つ折にしたピザ。

 右の写真は、これは季節商品らしいのですが、プロシュート(生ハム)ピザに新鮮なFIG(無花果・いちじく)とマスカルポーネチーズを乗せたもの。めっちゃくちゃ美味かったです。こちらは本当によく無花果を食べます。日本にいるときよりもずっと多く食べる機会があります。




 ライカードの店は幾つか行ってますが、「おお、ここは!」という店はそんなに発見できてないです。むしろ失望する店の方が多いかも。
 イタリア料理屋は難しいのですねー。最初シドニーに住み始めた頃に食べたGlebeのイル・クロスティーノ(後に消滅)があまりにも美味しかったので、どうしてもあの水準で比べてしまいます。決してマズイわけではないのですが、群を抜いてオススメできる店は少ないです。

 FrattiniとかGrappaとか有名な店もライカードにはありますし、多分美味しいとは思うのですが、それなりにお値段も張ります。Frattiniは昔っから伝統的に有名。だけど、先日ついに機会があって食べに行ったのですが、オーナーが変わったのか正直ガッカリでした。このレベルでイタリア人の中で有名店になる筈はなかろうと思うので、多分オーナーチェンジしたんだろうな。
 Grappaは、マスコミなどによく取り上げられていて有名。SMHのGood Food Guide的にはGrappaの方が高得点だけど、口コミ掲示板であるeatabilityではoverpriceという批判もあります。

 Carpaccio Shop 8, 39-45 Norton St、Leichhardt、9550 9365
 ここも有名な店です。行ったこともありますが、時期が悪かったのか(クリスマス時期の昼間)、かーなり待たされた挙げ句、頼んだ3皿のうち、2皿が売り切れと言われ(しかも五月雨式に)、「これがおすすめだよ」と言われたものを頼み、さらにかーなり待たされて食べたのでした(1時間以上軽く待った)。場所もいいし(Norton Stに面したテラス)、味は悪くないし、盛りつけも楽しいんだけど、やっぱりオーバープライス気味かしら。ハレの日に通う”とっておきの店”にしては味はミラクルではないし、腹が減ったから通う常連店にするにはお値段が、、、って感じ。




 あと、そんなオススメってわけではないけど、何気に数回行ってるのが、

Bella Vita
118-120 Marion Street、Leichhardt、9568 3467
La Botte d'oro
137 Marion St、Leichhardt、9560 1349

 の二軒です。この二軒は、Norton Stではなく、直角に交差するMarion Stを下ったあたり、Frattiniの周辺にあります。ちょっと外れているから車が停めやすいんですよね(^_^)。
 前者のBella Vitaは、ある意味ライカード的には平凡なレベルのお店なのかもしれないけど、お値段安めで、店が広めだから(予約などの心配もせず)気楽に来れます。
 La Botte d'oroは、シーフードが売りのようですが、満遍なくそこそこのレベルで美味しいです。Bella Vitaよりは高く、必ずしもリーズナブルではないけど。


Haberfiled (ハーバーフィールド) エリア
IL Goloso (POST OFFICE)
60 Dalhousie Street、Haberfield NSW 2045、Phone (02) 9716 4344


 その昔はRamsay Stに面していて、ファミレスっぽい気安さとリーズナブルなお値段でよく行ってました。びっくりするほど美味しいってわけではないにしても、コンスタントにハズレが少なく、出塁率7割の二番バッターみたいな感じ。ところが去年、突然閉鎖になり、店に貼られた告知紙もなにやら破産チックな雰囲気(そうは書いてなかったけど)。「ううむ、店のオヤジが投資物件に手を出して、首が廻らなくなったか」と思いきや、すぐ近くにリニューアルオープンしてました。しかしそんなに大々的にリニューアルオープンを謳っておらず、それどころか昔の郵便局の建物を看板もそのまま、店名も"Haberfield Post"としてて、もしかして債権者の追及を逃れているのかもとか余計な詮索をしてしまったのであった。しかし、内容はやっぱりIL Golosoで、地元の掲示板も何事もなかったようにIL Golosoのスレが続いていたりします。

 08年12月にこの新ポストオフィスに行ったのですが、確かに店主らしき人の顔も見覚えがあるし、IL Goloseっぽかったです。ただし、以前よりもちょい高級路線をいっているのか、お値段もちょい高め。でも、二人で100ドル超えることはないでしょう。ピザとその他の料理を比べると、やっぱりピザの方が水準が高く、お値打ちかなと思います。
 リニューアルしてからの掲示板の評判は例によって人それぞれなんだけど、以前と比較する人はやっぱり高くなった分期待値も高まるので採点辛め。僕もやっぱりちょっと変わったかなという気がします。アップグレードを狙っているのだけど中々果たせていないって感じ。腕のいい職人さん探すのも大変なんでしょうね。また、スタッフもビギナーっぽいかったりして、好意的な見方をすれば、新装による初動調整期間って感じでしょうか。でも店の外のオープンスペースはナイスです(今週のエッセイでも写真を載せてます



 ↑写真左上は前菜のブルシェッタ(Bruschetta)。フランスパンを斜めきりにして焼いたオープンサンド風のもの。
 写真中央はメイン、シーフードのダシがちゃんと出ているトマトソースでした。このサラダの野菜の切り方がIl Golosoeでしたね。「やっぱ、そうじゃん」と思った。もっとも皿に"Il Goloso"って書いてあるんだけど。
 右上はピザ(見ればわかるか)。薄焼きでパリッとしていて美味しかった。





Dolcissimo
98 Ramsay St、Haberfield NSW 2045、Phone (02) 9716 4444

 Ramsay StとDalhousie Stのカドっちょにある昔からあるレストラン。ここもピザ中心です。
 ここもファミレス風で(特にメニューの体裁)、値段といい気安さといい、お気軽な感じ。いかにもイタリアンコミュニティ風、ハーバーフィールド風なファミリービジネスで、一階の店内で食べてると、誰がスタッフで誰が客で、誰が近所(or親戚)の人なのか良く分からないゴチャゴチャ感があります。悪い感じはしないんだけど。
 ハーバーフィールドは昔ながらの感じで、ランチとか結構やってなかったりしますが、ここはいつ行っても開いてます。その意味では重宝します。
 それにIL Golosoが高級路線にいってしまった現在、このエリアで一番コストパフォーマンスが高いのはココかもしれません。


 ↑上は直近(2011年7月5日)に行ったときのもの。左はローストベジタブルのピザ。野菜の甘味が良く出ていてナイスでした。右はてんこ盛り海鮮リゾット。カニ(Blue Swimmer)や、高級エビであるScampiまで入っているという豪華さ。「これって、見た目、日本でよくある”豪華海鮮丼980円!”とかいって、全然美味しくないやつっぽいよね」とか言ってたのですが、しっかり美味しかったです。26ドルですけど、カニやエビが無くてもお値打ちだと思う。海鮮系のものは海鮮ダシがどれだけ上手に出るかであり、僕は未だに自分でやって成功したことは一度もないです。でも、これはしっかり海の味が出てて、満足。日本で見かけるカニ道具も出してくれて、しかも見た目だけのカニではなくちゃんと身も結構入ってました。





Napoli in Bocca
73 Dalhousie St、Haberfield NSW 2045、Phone (02) 9798 4096

 ここは上の二店よりも世間的には有名だし格上っぽいのだけど、それだけに毀誉褒貶が激しい。
 僕個人の経験では、あんまり芳しくはなかったです。リゾットはブルーチーズの臭みがちょっと強く、またライスもかなり生煮えでキツかった。もっともこれはより本格的な一品だからこう感じられるということでもあるのでしょう。でもなあ、ブルーチーズはおいおい慣れるから良いとして、いくらリゾットは芯が残るくらいがいいといっても段ボールみたいな食感で本当のいいのかという疑問もある。ま、わからんけど。ピザも、上の生ハムは美味しかったけど、生地がいまいちイケてなかった。
 ただ、本格的なものを目指してるんだろうなってのは分かりますし、有名なのもそれなりにわかります。もしかして別のメニュー、別の機会にしたら素晴らしいものになったのかもしれない。だから判断保留にしておきます。あと掲示板でも多くの人が「サービス1(十段階評価で)」にしていて、その理由もなんとなく分かる。ちょっとスノッブでカジュアルで、あんまり誠意のある感じではなかったですね。常連とベチャベチャ喋ったり。サービスを受けてるというよりも、あしらわれているって感じ。で、値段はそこそこしますから、やっぱ料理面でツボにはまらないとしんどいでしょう。

Il Locale
94A Ramsay St、Haberfield NSW 2045、Phone (02) 9797 8966
 これもRamsay StとDalhousie Stの角にある(Dolcissiomoの向かい)。Good looking で高級感を出しているお店。ピザ屋というよりもレストランって感じ。
 ランチタイムに行ったのですが、羽振りの良さげなビジネスマンなどが食べてました。お値段もそこそこ。で、美味しいか?というと、もちろんハーバーフィールドですから水準はいってるけど、「おお!」って印象はなかったです。何を食べたかあんまり覚えてないくらいですから。岐阜で司法修習していたときの岐阜会館(だっけな)を思い出してしまった。地元の弁護士とか議員とかが会ったり、メシ食ったりするには手頃な会館なんだけど、味は別に普通だったりして。


 あと、Napoli in Boccaと双璧をなす有名なピザ屋で "La Disfida"という店があるのですが、未だ行ってないです。ここも有名(07年度にSMHで賞を取ってる)なんだけど、ナポリ以上に毀誉褒貶が激しいので、何となく行くのを躊躇っています。





Paesanella Cheese Shop (デリカデッセン)
88 Ramsay Street、 Haberfield NSW 2045、(02) 9799 8483 
ホームページ


 地味なたたずまいで、なにげに入ったお店なのだけど、実は美味しい。HPを見てわかったのですが、ここってチーズ工場(Marrickvilleにある)のアウトレットショップだったのですね。

 いかにもハーバーフィールド(イタリアンタウン)らしいというか、近所のオバちゃんとおぼしき人が店番してたりして(本当のところは分からんけど、よく人が変わってるので)、のんびりした小さなお店です。でも、美味しいんですよね。さすがチーズ工場。生チーズ系は、賞味期限守って早く食べないと、本当にあっという間にいっちゃいます。それだけにフレッシュで美味。でもって安い。

 自家製冷凍ティラミスが1パック10ドルで冷凍庫に入ってます。これがまた結構ボリュームあって、しかもsuperbではないものの、かなりいいセンいっててお勧めです。ただし、食べる1日前くらいから冷蔵庫でじっくり解凍したほうがいいかも。焦って食べるとリキュールが染み込まず、イマイチおいしくないです。

Colefax Coffee Lounge and Chocolate Shop
78 Ramsay St、Haberfield NSW 2045、(02) 9798 2022
ホームページ

 Haberfieldが出たついでに、イタリア料理屋でもなんでもないけど、紹介しちゃいます。上のパエサネーラのわずか数軒隣にある、一見ゴージャスなチョコレート&コーヒーショップです。これも、単なる販売店ではなく、自分のところで作っているチョコを売ってるお店です。

 圧巻なのはPetti Four(プチフール)と呼ばれる小さなチョコのバラエティの多さ。HPでは150種類以上と豪語してますが、店内には150はないかもしれないけど、数える気力もなくなるくらいの種類のチョコがあります。ゴージャスなインテリアにビビるし、値段も書いてないのでさらにビビったのですが、試しに買ってみたら拍子抜けする安さでした。シティで買う(1個2ドルとか)の半値くらいじゃないかな。種類がなんであれキロ90ドルなのです。超目移りするので「オススメは?」と聞いたら、しばし考えて「チリチョコなんかどう?」というので、「唐辛子チョコ?」と半信半疑ながらトライ。これが以外とゲテモノ風ではなく、「なるほどー」って感じでした。HPにチョコの種類が載ってます。


 ここにはカフェもありまして、このカフェが中々良いです。
 豊富な種類のホットチョコレートは、多少高い(6ドルくらい)けどそれだけの値打ちことはあります。めちゃくちゃリッチで、美味しい。ホットチョコというのは、妙にチョコをケチって水っぽくなってると興ざめというか、怒りが湧いてきますが、この店はその逆。僕が飲んだ中ではダントツに濃厚。そしてチョコの味が良い。まろやかというか、とんがってなくて、ほっこり温かくなる味。入れているチョコの分量からしたら、かなり割安なくらいです。飲んだら「もう、しばらくチョコはええわ」という気分になるという。またオマケにチョコを一個くれるし。種類があって目移りする場合、まずはオーソドックスなミルクチョコをお勧めします。

 かなりじっくり作っているので結構待たされますが、待つ価値あり。ちなみに、砕いた氷を混ぜた冷たい系(Chiller)は氷が入ってしまう分だけ物足りなさが残りました。寒くなるとよくこの店に行きます。車でランチを食べにいったときは、わざわざ帰りにここに寄って、ホットチョコを飲みます。店内は結構広く、ソファ椅子もあったりして、本棚にあるチョコ関連の本を持ってきてゆったり過ごします。

 なお、他人のブログなのですが、ココが、よく調べて書いてあり、店内の写真もあります。シドニー在住の甘いもの好きの奥さんのブログのようだが、このレベルまでくるとたいしたものです。写真がプロ並なのだがダンナさんが撮ってるみたいですね。




Balmain (バルメイン) エリア

Fico Ristorante
342 Darling St、Balmain NSW 2041  Ph:9818 3868
ホームページ

 ※2012年02月07日追記:今日、昼間前を通りかかったら、なにやら閉まっている様子、、。看板もないし。もしかしたら閉店?オーナーシェフが代わったばかりなのに?帰ってから、Etablityで調べると”Closed”と書いてある。しかしお店のHPは生きている??今の段階ではよく分かりませんが、少なくとも行かれるのでしたら事前にTELするなり確認を。しかし、去年から良店が軒並み閉まってます。Betty'sもYellowも。あんな安い値段ではやってられないのかなあ。厳しいなあ。
 2008年9月頃(?)に以前のイタリア料理屋(Il Cortile)が改装になっていたので(ここも結構好きでした)、新装OPENしたFicoに同年12月に初トライしました。大当たり!

 かーなり美味しいです。今のところ質的にも、そしてコストパフォーマンス的にもベストじゃないかな。メニューの品数はそれほど多くないのだけど、どれもこれも、かなりの水準で、サプライズがあります。オントレのカルパッチオの赤味肉は、和牛なんかメじゃないくらいトロけるような美味しさでした。びっくりしたな。最後のデザート&コーヒーまでほとんどケチのつけようがなかったです。ピザも美味しかったし。スタッフもフレドリーで、この質で料金が普通並(二人で80ドルかそこら)ですから、かなりお値打ちだと思います。

 本店はWoolwitch (Hunters Hill)にあるCucinettaという店です。メニューは殆ど同じですが、ただFicoの方はピザもあります。勿論本物のwoodfired。

 ↓写真左下は前菜のカルパッチオ。この肉が蕩けるように美味。上に乗ってるのはイチジク。「むむ、ここでイチジクを出すか?」と思ったものの、これまたえらくナイスでした。
  右下は特製ラザニアなんだけど、ソースはもとよりパスタそのものがコクがあっておいしい。小麦粉そのものがおいしい感じ。パスタそのものが美味しい店は珍しいのですが、ここは良かった。


 ↓写真左下は生ハムのピザ。ピザ窯の横のテーブルだったので焼く様子がよく見えました。大きなドーム状の窯の左隅に薪を燃やし、右隅にピザを置くというシンプル極まりない構造なのですが、置き場所、火加減、タイム感、職人技なのでしょう。ふうわり&カリッとしてて美味しかった。イタリア料理屋でもピザは専門のピザ職人を雇うというけど、なるほど構造があまりにシンプルなだけにマニュアル化できんわと思った。
 右下はデザート、たしかマスカルポーネ・クレープだと記憶してますが、これも良かったです。美味しい店は大体そうだけど、脇役も美味しい。上の巨大イチゴもやたらうまかった。

 ※2009年2月に再訪問しましたが、相変わらずの素晴らしさでした。前菜のホワイトアンチョビーは、鰯の酢締めのようなものですが、これが瓶詰めのものを並べているのではなく、ちゃんと新鮮な鰯を捌いて調理しており、そのまま寿司にも十分使えるくらいレベル。ピザも相変わらずの職人芸で、真ん中はドウがあることを忘れるくらい具の味が鮮烈ながら、周囲のふっくらした部分はドウ自体が味わいがあって美味しい。シーフードリゾットは、ムール貝ってこんなに美味しかったんだという一品。デザートのクリームも、甘さがしつこくも重くもなく軽快でした。
 ※2010年、11年とコンスタントに行き続けてますが、相変わらずハズレなしです。週の後半(木曜日から)はランチもやっており、気軽に食べるならランチがオススメ。

 ※なお、Ficoの本店であるWoolwich(Hunters Hillの奥にある真正富裕エリア)のCucinettaに行ってきました。ここも眺望抜群だし、リニューアルして高級感溢れるし、客層も金持ちそうだけど、うーん、Ficoの方が良いように思いました。もちろん美味しかったのだけど、コストパフォーマンスでいえば、シャープに削ぎ落とされているFicoの方がお値打ちに感じました。まあ、このあたりは好きずきでしょうが。

 ※2011年09月:先日行ってきたら、オーナーやシェフが変わったのか、多少芸風が変わったような気がします。佇まいやレベル、値段はあまり変わらないのですが、メニューが前よりも豊富になっているのと、あとスペシャルの感じではシーフードに自信がありげな感じがします。
 あとで確認したらWEBページも改装されていて、Fabio Stefanelliというイタリアから来たシェフがやっているようです。遅いランチを食べに行って会計をしているとき、お弟子さんらしき人に、二色手製ラビオリの作り方を伝授してました。
 以前のFicoとの味の違いは、、、前は軽やかな感じだったのが、ちょっと重厚で迫力のある感じになったというか、、、まあ、一回だけですし、よく分かりません。が、レベルそのものは落ちてないです。相変わらず安いし。そのうえ、開店セール中なのか日曜夜のピザ・パスタ3コース35ドル(2コース25ドル)というのは、質を考えたらかなりお得。てか、3コース(一人パスタとピザ一品づつ+前菜シェア)なんか日本人には多すぎかも。それよりデザートが美味いので、お好きな方は品数減らして、デザートにお金を使うのをオススメ。シドニーにケーキ屋さんは沢山あれど、本格レストランのデザートに叶うものはない、というのが僕らの結論です。まあ値段も倍くらい高いけど、それだけの価値はあります。この店の場合は、いつもへーゼルナッツ・チーズケーキを食べてます。一見チョコムースみたいなんだけど、実はチーズケーキだという。


Pizza e Birra
Shop 1, 342 Darling St、Balmain NSW 2041  Ph: 9810 5333

 この店は、昔Canteenというカフェがあったところで、チェコ料理のLa Bohem(別窓)の入っているビルです。隣にFicoがあり、そのまた隣にCircleがあるという、メチャクチャ強力な店が密集しています。今の時点(2011年)では、僕ら(withカミさん)の間ではニュータウン以上の存在になってます。

 もともとはLa Bohemに行くつもりだったのですが、建物外のオープンスペースがいつの間にか別の店になってしまい、「まあ、物は試しだ」と思って入ってみたら当ったという。最初はオープン直後で、店のスタッフがテーブル番号を何番にするかなどとと話し合ってる横で食べていたのですが、それから1か月もしないうちに二度目の来訪をし、「うん、美味しいわ」と確認したのでここに載せます。

 最初に食べたのが野菜ピザで、トマトソースなし、味付けも極力なし、ただ単に野菜とピザ生地の美味さだけで食べさせるという凄いものでした。最初は味に乏しく物足りなく感じるのだけど、食べ進むにつれ食材本来の味だけで勝負というコンセプトが分かってきて、最後には「むむむ」と唸ってました。美味しい。ロースとした野菜の甘味がよく出てるし、どこで仕入れてきているのか知らないけど良い野菜を使ってます。またピザ生地も、最初は周辺がぼてっと厚くてイマイチ感もあったのだが、ふわっとして鈍重ではなく、生地そのものが味わい深い。なんというのか、穀物食べてますって感じになる。

 ピザ生地と野菜の美味さに二度目の来訪をしたのですが、このとき食べたのが以下の三品。クリックすると別窓にもっと大きな画像が出ます。



 ↑写真左上はその日のスペシャルのラザニア。フレンドリーなお姉さんがスペシャルの説明をしてくれたのだけど、ものすごいイタリア訛りで最初全く理解できなかったという(^^*)。断片的に解読して、美味しそうだったのがこの「茄子のラザニア(肉なし)」です。これは美味しかったですね。今まで食べたラザニアで一番美味しかった。というよりも「ラザニアというのはこういう食べ物だったのか」と分かったという。ここでもトマトソースは極力控えめにしており、茄子がプリプリして、じゅっと甘味があって、なんか茄子の天麩羅を食べているような錯覚すら覚えるくらい。すごいと思った。
 写真中央は、僕らの定番のプロシュート(生ハム)のピザ。プロシュートはピンキリなのでその店の実力試しによく頼みます。普通に美味しかったです。FicoとかMorettyとかライバルが強力なので抜きんでることはないけど、やっぱりピザ生地の美味さは光ってました。
 写真右はデザートのティラミス。これも定番なんだけど、ここのはリキュールが少ない。でも僕ら自身の感覚が、「リキュールさえ沢山入ってればそれで良し」みたいな大雑把なものでなかったか?という反省材料にはなりました。生地はあくまでも細かく、クリームの甘味は嫌味がなく、するっと食べてしまうという。

 総じてこの店の特徴は、京風懐石料理のような味で、ゴテゴテ味付けし過ぎない。できるだけ食材本来の味を出していくように思います。それだけに素材は吟味されているのでしょう。あまりにも自然、あまりもスムースなので、なんか食べた気がしないくらいなんだけど、ちゃんとお腹一杯になっているという。

 そういう意味ではお腹を空かせた若い人には逆に不向きかもしれません。僕も若いころは懐石とか食べて、「味は無いわ、ちょっぴりしか無いわで何がいいんだ?」とか思ってたもんね。その凄さが分かりだしたのは30才過ぎてからでした。逆に、油こいからイタリア料理はちょっとという方にはいいと思います。

 ちなみにこの店は、サリーヒルズに本店があり(よく考えるとコーヒー飲みにだけ入った気がする、美味しかったけど)、メルボルンのセントキルダに二号店、そしてここが三号店のようです。、

 も一つちなみに、この店の隣(同じビル内)の食料品店がまた凄くて、本場の輸入食材を売ってます。びっくりするくらい高い!でも美味い。本物のフランスバターなんか、ほんのちょっとで12ドルもしたけど、全然モノが違う。これでソース作ったら美味いだろうなあ。しかし腕に自信がないとこれは使いこなせないよ。アイスクリームも甘味の質が別次元でしたね。

Darlinghurst エリア

 ダーリングハーストエリアは良店も多いのでしょうが、車がとめにくいので中々足を踏み入れることの少ないところでした。2008年末、クリスマスホリデー期間で道が空いているときに探検し、Gastronomia palegioという店を見つけ、雰囲気がいいので入ってみたのですが、その美味しさにびっくりしました。

 お向かいの”A Tavola”というイタリア料理店のシェフと、並びにあるジェラート屋Messina(ここも美味しい)のオーナーがジョイントで2008年末に開店したらしいです。普通のカフェにしてはややお値段高めなんだけど、クォリティ的にはカフェレベルを超えており、かなり本格的なイタリアン。質を考えればむしろ安く感じられるほどでした。もちろんコーヒーも。さらに、デリで売られている生ハムやチーズが抜群に美味しかった。

 と、過去形で書いているのは、あっという間にこの店も変わってしまいました。改装工事をやってるな〜って思ってたら、2009年の中頃にはOmertaという名前のワインバーになってしまっていました。「ふうむ」とか思っているうちに、今度は普通のワインショップになってしまってました。移り変わりが速いのにもほどがあるって!


 ちなみに、お向かいのA Tavolaにも行ったのですが、確かにSMHでハットを一つ取ってるだけに(一つ星みたいなもの)、オシャレだし、凝ってました。パスタも手打ちだし(昼間行ったら=金曜だけランチをやってる=店内でパスタを打ってました)。しかし、肉料理40ドル、手打ちとはいえパスタ35ドルというのは高過ぎる気がします(二人でランチ食べて軽く100ドルを超えた)。その分美味しいかといわれると、美味しくはあるものの、値段ほどのことはないです。前菜のタコは素晴らしかったけど、メインのビーフはちょっとガッカリしたし。デザートも大きいんだけど、ややしつこくて持て余したし。まあ、行くんだったら前菜とパスタだけ食べてさっと帰るのがいいかも。

 その後、2011年更新にあたりまた調べてみたのですが、ちょっと変わったみたいですね。もっとメニューを絞り込んでパスタ中心にして、その分お値段もリーズブナルになっているようです。http://www.atavola.com.au/(別窓)にあるメニューをダウンロードしてみると、びっくりするくらい安くなっていて、今見たら一番高くて22ドルでしかないです。その分、品数が少ないのですが(全部で11品しかない)、でも美味しそう。他のサイトで調べてみても、評判はよろしい。「パスタだけ食ってさっさと帰る」という方向に、期せずにしてお店も進んでくれたのでしょうか。11年9月追記:今見てみたらまたメニュー豊富で30ドル台パスタが復活してました。よう分からんのだがもしかして日替わり(それに近い頻度で)でWEBのメニューも更新しているのでしょうか。出かける前に見ておくといいかも。てかメニューのタイトルはイタリア語だし(解説は英語だけど、専門的すぎて分からないのが多い)、予習しておくといいかも。

 ふむ、確かにパスタは美味しかったです。しかし40ドル近く払ってまで食べなくてもええわと思ったのだが、もしあのクオリティのまんまでこの値段だったら激安だといってもいい。なんか値段のことばっか言ってて恐縮なんですけど、要はリーズナブル(「安い」という意味ではなく、「納得しうる(reason(理由)がつけうる)」という意味です)。気になるのでまたトライしてみたと思います。


Glebe (グリーブ)エリア

Mixing Pot
178 St Johns road, Glebe
http://www.mixingpot.com.au/

ずーっと昔の新聞のエッセイでも「10年以上世界中食べ歩いたがここのティラミスは最高」と面白おかしく紹介されていたので知ったのですが。グリーブのはずれにあり、外観は目立たない。が、ここの高名は、前記のエッセイ以外でもしばしば口コミで聞きます。

 97年頃に初めて訪れ、その味の水準と、スタッフのフレンドリーさなど何をとってもベストだと思いました。これは僕個人の感想ではなく、足を運んだ誰に聞いてもそうでした。店の雰囲気(特にコートヤード(中庭)は素晴らしい。予約でコートヤードと言わないとダメです)、店員のマナー、クオリティ、いずれもかなりのレベル。この1.5〜2倍の値段でもやっていけるだろうにというコストパフォーマンス。マグロの刺身スライスのブラックビネガー・マリネは絶品だと思う。特筆すべきは、やはりデザート。マジにティラミスが美味しかった。アルコールの使い方がムチャクチャ上手なのではなかろうか、あとちょっと浸しすぎたらベチャベチャになる寸前で止めていて、その加減が絶妙。しかし、アーモンドベースのチーズケーキはティラミスよりも美味かった。こんなん初めて。

 2006年追記:かなり久しぶりに行きました。「味が変わってるんじゃないかな?」と不安でしたが、やっぱりそうで、味が落ちて、値段が上がるというお馴染みのダブルショックでありました。
 基本的な路線はそんなに大きく変わってません。不味いか?といわれたら、別に不味くはないし、かなり美味しい部類でしょう。でも以前のような「マジック」はもう無いです。ティラミスも相変わらずの味でしたけど、以前にあった "something"がなくなってます。マジックとかサムシングとか抽象的な表現で悪いのですが、食べてガビーンとなるというか、「やっぱりここは違うわ」と思わせてくれる部分です。
 値段もべらぼうに高いわけではなく、シドニーのある程度のランクのイタリア料理からすれば「普通」なのでしょうが、それでも二人で行って軽く100ドルを超えるのは、コストパフォーマンス的にどんなもんかと思います。
 ブランクがあったので、知らないうちに脳内で過大にイメージしてたのではないかとか、こっちの舌が肥えたのではないかとかかなりシビアに検討しましたけど、この値段でこの味だったら特筆するほどのこともないと思います。もちろんここより高くて美味しくない店は沢山あるでしょうし、ティラミスに関して言えば、いくら落ちてもここより美味しいティラミスはまだ発見できていないことに変わりはないです。だからダメ評価は下しませんが、もはやスペシャルではないですね。



 写真は左上からレストラン正面、中央が噂のティラミス、右が仔牛のレバーをグリルしたものに玉ねぎジャムのつけあわせ(Fegato di Vitello alla griglia con cipolla al agro dolce/Thinly sliced calves liver grilled and served with onion jam $24.50)。オニオンジャムが美味。この店は、ラムブレイン(子羊の脳味噌)とか仔牛の腎臓(キドニー)とかディープで本格的なメニューもあります。ラムブレインですが、「げ」と思うのですが、感じとしては白子のテンプラのマリネみたいなもので、ふうわり、あっさりしてます。

 →ヨーロッパ料理(2)(ギリシア、ポルトガル料理など)


★→レストランガイドのトップに戻る
★→食生活向上委員会のトップに戻る
★→APLaCのトップに戻る